県立高校入試数学寸評
2017年03月04日 16:29:28
中3生の皆さん、お疲れ様でした。今年の数学は、昨年度に比べ易しいものでした。
大門1・2は例年通りですので、大門3からですが、角度が(1)に来て二等辺三角形から求め、(2)に方程式が来ましたが、易しい重さの問題でした。確率は、奇数×奇数であることに気付けば、難しくありません。
大門4は、関数ですが、受験生必須の直線の式と、面積の問題でしたから、ほっとしました。難なく解けたはずです。
大門5は、相似の問題で、連比を使うので生徒にはあまりなじみがなく難しいと考えられます。ダブルの蝶々の比より、相似比を最小公倍数で合わせますから、解けたら数学の才能ありです。
大門6はグラフの意味が分かれば、易しいでしょう。計算は速さを求める簡単な分数が必要です。
大門7は、最近よく出る統計ですが、メジアンの出し方を押さえておく必要があります。偶数の度数の場合は、2つの数の和を2で割るので、平均値より合計を出して、その二つの数を同定します。68に3を足すと71になるので、70と56を使うのに気付くか否かが、ポイントでしょう。
大門8は例年難問ですが、今年はそうでもありません。教科書にも載っている、三平方の方程式を使い、二段階で求めます。直接高さが出ないので、本番でこの方法を使いこなせるかどうかです。
それでは、皆さんの吉報を待っています。